1年前、息子の初公式戦。
コート真横に観客席があり、同じスクール生やコーチ、大勢が見る中、緊張でガチガチになり何もできなかった0-6大敗。
「観客、応援」=「プレッシャー」として息子も私も捉えていた。
1年後の、先日の公式戦。
その日の最終に近い試合だった。
その他コートはあっさり終了しているのに対し、うちの子は接戦で試合が長引き、会場に残っていたほとんどの人が集まっていた。
気が付けば、応援も二手に分かれ、お互いポイントを取る度に拍手合戦。
とは言っても、プロの試合みたいに観客が居る訳ではないですが。
おおよそこちら20人、あちら10人くらい。
友達や同じスクールの子、その親御さんといった感じ。
ゲームカウント先行しながらも何度も何度も追いつかれ、その度に泣き出す息子。
でも、そんな時に綺麗に決めた1本に温かい拍手。
調子の浮き沈みを繰り返し、なんとかタイブレで勝ち切る事が出来ました。
息子一人では、きっと途中であきらめていた。
応援が力になった。
個人競技だけど、一人だけではない事に気づけた。
思ってもみなかったテニスの魅力にまたひとつ気づく事ができました。
試合終了後、息子と一緒に「応援してくれてありがとう」ってお礼をして回った。
全然小さな試合。
決勝でもなんでもない試合。
だけど、目標にしてきた勝利。